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角田 光代
中央公論新社
¥ 1,680
(2007-03)
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昨日の夜から夢中で読み、さっき読み終わりました!
切なくて温かい気持ちになりました。
母と子の話で、子を想う母親の愛情がすごくよく伝わってきます。
何もなくてもいい、子供と二人で暮らしていければいいという気持ち。
読み終わった後に思い出す場面は、二人が島で幸せに暮らしていた頃です。
その頃が一番幸せだったんじゃないかと思います。
読んでいる時も、この時間がずっと続けばいいと願っていました。
旦那にベッタリだった友達が赤ちゃんを産んだとたん「この子がいれば旦那がいなくてもいいと思うようになった。この子さえいればいい。」と言っていたのを思い出しました。
こういう気持ちは男の人にはなかなか分からないんじゃないかと思います。